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母と子のためのラーニングセンター

Learning Center for Children and Mother

Mexico, Estado de Chiapas、San Cristóbal de las Casas, Albarrada

教育機関：幼稚園

生徒数： 25 名

　I C Aではメキシコ先住民が多く移住するチアパス州で母と子供の学習センターを2006年に設置し、女性の自立のための各種職業訓練・研修を実施した。研修内容は、縫製研修、パソコン研修、食品加工研修、製パン研修、薬草プロモーター、幼児保育研修、ビジネス英語研修、コミュニティーファイナンス研修、女性の健康管理研修などである。この研修所にはシングルマザーや就学前の年齢の多くの子どもが母親について研修や職業訓練に来ることから、母親が職業訓練技術を学んでいる間、子ども達を訓練所の中に設置した保育所に預け、幼児教育を提供した。その後市のイニシアル教育課の0歳児から3歳児までの子供を持つ親たちを教育する数カ所で、この早期幼児教育システムが採用されはじめた。
現在も母親の就業支援とともに、市の援助を受けながら運営している。

困っていること

施設の老朽化、コロナ禍で衛生面の改善されているが、危険性も含めて衛生的にも悪い環境になってきている。
校舎の腐敗している木材や、老朽化で錆や雨水のが溜まっているのがなかな乾かずに不衛生な箇所が何ヶ所もある状況です。校舎全体の修繕が緊急に必要です。

現地の状況

メキシコの教育は2003年から5～6歳児を対象とした就学前教育が義務化され、これ以前の子どもを対象とする早期幼児教育（Educación inicialまたはECD：Early childhood development）の充実も期待され、世界的目標である「万人のための教育」達成に向けて国家が取り組むべき最優先課題として明確に位置づけられている。この事業は時期的にかなったプロジェクトであった。最初は早期幼児教育のプロモーターが交代で子供のケアの指導に当たっていたが、現在は保育所のスタッフ2名が現場に派遣されている。早期教育の関心は浸透してきているのでセンター施設が新しく修繕される事で保護者も村の人も安心して子ども達を預けられる。

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