school 学校詳細

ボッコー小学校

BOSKOR PRIMARY SCHOOL

カンボジア王国

Boskor Village Korkthlork krom Commune Chikraeng District Siem Reap Province

教育機関: 私立学校

生徒数: 213

ボッコー小学校は、カンボジア王国シェムリアップ州の市街地から車で約1.5時間を要する農村部に位置しています。2019年当時は職員室もなく、壁のない小屋を含む老朽化した校舎で授業が行われていました。当会が支援を提案した際、村人と教員は「子供たちの遊び場を守るために隣接地を購入すべき」という方針に呼応し、自ら資金を出し合って地主を説得するという高い自助努力を示しました。この熱意を受け、2020年に3教室からなるコンクリート校舎が寄贈されました。新校舎建設によって学習環境が大きく改善された結果、就学希望者が急増しました。児童数は2020年の163名から2024年には213名へと増加し、現在は幼稚園児を含む多くの子供たちが在籍する活気ある学校となっています。

困っていること

いまの課題は、環境改善に伴う就学希望者の急増による「深刻な教室不足」と、それに起因する「劣悪な学習環境」です。2020年に新校舎(3教室)を寄贈した後、児童数は163名から213名(2024年時点)へと約1.3倍に増加しました。しかし、既存の教室だけでは全児童を収容できず、現在2つの学級が簡易的な「小屋」のような校舎で授業を行う事態に陥っています。この小屋はトタン屋根で壁がない簡素な造りのため、雨季になると激しい雨音が響き渡り先生の声がかき消されたり、横から雨水が吹き込んだりして、授業を中断せざるを得ない状況が頻発しています。

現在の状況

当会では新たにブロック造の校舎(1棟2教室)を建設・寄贈する事業計画を進めています。総工費は約500万円を見込んでおり、助成金と自己資金を組み合わせて実施する予定ですが、近年の円安や資材高騰により資金確保が難しい状況です。一方、ソフト面の課題であった「衛生・維持管理意識の低さ」については、改善の兆しが見え始めています。かつてはゴミ散乱や落書きが目立ちましたが、当会が続けている環境維持に関するアドバイスを、自分事としてきた先生たちが自らペンキ塗りや清掃に取り組み、見違えるほど綺麗になりました。現在は、新校舎建設という「ハード支援」に加え、「学校をきれいに使う」「物を大切にする」という道徳・衛生教育(ソフト支援)を並行して行い、教員の意識改革と自信の向上を促している成長の過渡期にあると考えています。


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