ポテンシャルに溢れた国、ルワンダ
maaaruは2023年11月9日〜14日にかけて、ルワンダにてドネーションツアーを行いました。今回、ルワンダのカウンターパートナーである三好花奈さんに、ルワンダへの思いやツアーの様子などについて伺いました。
ルワンダとの出会い
- まずは三好さんの簡単な自己紹介をお願いいたします。
わたしは今20歳で、アフリカのルワンダという国に住んでいます。現地では、音楽スタジオやローカルレストラン、ウェブサイトの制作会社を経営しています。わたしがやっていることは全て、ローカルの子たちの夢を叶えるための事業で、みんなで一緒に作り上げていくことを目的としています。
- ルワンダへ行った最初のきっかけは、何だったのでしょうか?
ルワンダは、高校1年生のゼミ活動の一環で訪れたのが最初のきっかけで、現在は、ルワンダと日本を行ったり来たりしています。ルワンダに行くまでは、ハワイくらいしか行ったことがなかったので、最初にルワンダを訪れたときは、実は興味もなかったですし、貧困の方たちを助けたいという思いもありませんでした。
- そこから実際に住むまでに、どんな心境の変化があったのでしょうか?
何度もルワンダへ行くうちに、わたしと同い年くらいのローカルの若者たちの可能性や貪欲さというところに惚れ、『人間ってこうあるべきだよな』と考えさせられました。そして、この子たちと関わっていきたいと思うようになり、今に至っています。
- 他の国とは違うルワンダの魅力について教えてください。
ルワンダは、本当に何もないところが最大の魅力です。でも、ポテンシャルと可能性に溢れている素敵な国だと思っています。やはりルワンダには、アジアの国とはまた全然違う魅力があり、それは、みんなで何か新しいものを作り上げることができる点だと思います。
- ルワンダ人はどのような性格や気質なのでしょうか?
ルワンダ人の特徴としては、シャイで意外と静かなところがあるので、少し日本人に似ていると思います。けど、はっきりと言わなければいけないときは言うことができるので、ちょっと明るい日本人といった感覚ですね。
ルワンダツアーについて
- 今回のmaaaruのツアーについて教えてください。
支援先の学校を回り、学校のある村でサッカーの試合を開催しました。このサッカーの試合はとても盛り上がりましたね。そして、ルワンダでは、1994年に大虐殺がありましたが、その虐殺記念館を訪れたり、現地のNPO法人や国立公園に行ったりしました。
- ツアー参加者の男女比や年齢層はいかがですか?
今回はトータルで9名の参加で、男性は7名、女性は2名でした。40〜50代の方が中心で、わたしと同い年くらいのお子さんがいらっしゃる方が多かったです。
- 参加者の皆さんと話してみて、どのような感想をお持ちになりましたか?
ルワンダに来てくださった皆さんは、話しやすく気さくな方ばかりでした。日本人の大人が、ここまで全力で無邪気に楽しみ、ツアーで感じたことを素直にキャッチしてくださって、本当に素敵だなと思いました。差別なくフラットな目線で、ルワンダやアフリカと関わってくれる大人は少ないと感じていたので、とてもありがたかったです。
ルワンダと日本との架け橋として
- 今回、ツアーに参加された方が、ルワンダで会社を設立したと伺いましたが、どのようなことを期待していますか?
ルワンダをはじめ、アフリカ大陸は、ポテンシャルはあるものの、なかなか行く機会はありません。日本国内だけの視点ではなく、海外に出て分かる発展しきった日本と、これから盛り上がるであろうアフリカとの対比の中で、技術や能力、可能性といったものが混じり合ったら、面白いなと思っています。様々な経験をされている皆さんの知恵をお借りしながら、その可能性のあるルワンダの子たちとコラボしていけたら、とてもすごい化学反応が起きるのではないかと期待しています。
- 日本の皆さんに伝えたいことはありますか?
1人1人カラフルに生きてていいんだよと伝えたいですね。1人1人の色があって、1人1人の人生があるんだから、それを否定する必要はなく、自分のカラーを大切にしていってほしいですね。また、アフリカだから怖いとか、貧困だとか、そういった固定観念に囚われないでください。ほとんど知られていないことですが、実はとても発展しているんですよ。世界は1つなので、みんな楽しく自然体で生きていいと思っています。ルワンダは最高で、とても面白い国なので、ぜひそれを体感しに来てくださいね!