school 学校詳細

バヤタ小学校

bayta primary school

ブータン王国

Gangtey, Wangdiphodrang, Bhutan

教育機関: 小学校

生徒数: 176

支援者: 横山 英一郎

バヤタ小学校は、西ブータンのウォンディ・フォダン県にある公立の小学校です。2005年に設立されました。首都ティンプーから車で5時間程の所にあるフォブジカ村の湿原地帯にある小さな小学校です。PP(準備学年)から6年生まで176人の子供たちが学んでいます。ブータンの中でも自然と共存生活をしているモデル地域の農村地帯にある学校です。多くが農家の子供たちです。学区が広く通学時間が掛かる生徒も多いので、学校給食がある学校です。

困っていること

バヤタ小学校は、農村地帯で通学範囲も広いため、低学年の生徒の多くは、高学年の生徒の授業が終わるのを待ったり、親が迎えに来るのを待って、夕方まで学校で過ごしています。生徒達が安全に待機できる環境として、学校と保護者でフェンスや遊具を整備しているのですが、1,2年で壊れてしまい、安全ではありません。
また雨の多い地域のため、室内で待機することも多いのですが、設備が整っていません。学校の設備を整えて、安全に待機できる環境にしたい。

現地の状況

ブータン王国は、ヒマラヤ山脈の東端に位置する人口約70万人の内陸国で、経済成長のみに偏重せず「国民総幸福量(GNH:Gross National Happiness)」を開発の基本理念として掲げている国です。近年は、急速な都市化に伴う都市環境問題、雇用創出、経済基盤の脆弱性などが課題となっています。教育環境は、ブータンは義務教育ではありませんが、公立学校は無料です。ブータンの教育省は、各学校の現状を把握しているものの、教育の予算は足りなく、子供たちの学びの環境を整えれていない状態です。また、ブータンの教育の場には、通常の学校教育以外にも僧院教育、職業訓練教育がありますが、プライベートの僧院などは政府も把握していない部分があり困窮している僧院が見受けられる状態です。

活動報告


学校一覧へもどる