school 学校詳細

サポートセンターフォーインテグラルヒューマングロウス(カチ)

Support centre for integral human growth(CACHI)

ベナン共和国

commune of Savalou Arrondissement of Ouèssè

教育機関: 孤児院

生徒数: 20

支援者: こいけん

元々、隣の教会の司教が始めた施設。それを2019年に現在オーナーのHyacinthe(ハイセント)が引き継いだ。隣の教会はカトリック教で、Hyacintheはそこで司祭として働いている。現在は子供が20名、その他にも知的障害者の大人も一緒に生活を共にしている。下は3歳から上は15歳まで。以前は、子供達は学校に行くことが出来なく、ホームティーチャーに来てもらっていたが、現在はほとんどの子が学校に行くことが出来ている。学校に行くことを拒否した子には、職業見習いのサポートなどを行なっている。金銭面は、教会に来た人のカンパや寄付などで賄っている。また、子供たち自らアクセサリーを手作りし、販売した売り上げを生活費に当てている。孤児院の組合などには加盟していなく、町の行政や町役場なども公的に何かをサポートしてくれる訳ではないが、皆 この施設のことを知っているので、個⼈的にお⾦や⾷べ物など、⼀時的に寄付してくれる⼈もいる。現在は5⼈のスタッフが働いている、秘書、調理⼈、他の3⼈はケアワーカー。

困っていること

施設の建物は小さく、子供たちに与えられる部屋も無いため、普段、食事をするリビングルームに、夜はみんなでマットやゴザを広げて雑魚寝している。いくつかある部屋は、物置として使用しているため、部屋としては使用出来ない。もし資金があったら、建物を増築したり、別に新しく建てて、子供たち用の寝室を作りたい。また、ベッドを子供達に与えたい。トイレは汲み取り式で、決して清潔とは言えない。シャワー室は個室にはなってい るが、シャワーヘッドなどはなく、バケツの水を浴びる。施設内に水道が無いた め、水は徒歩5分ほどの場所にある井戸から子供たちが水を運んで使用している。飲み水から、生活用水の全て。資金があったら、水道工事を行なって、水を敷地内 で使えるようにしたい。現在、働いている5人のスタッフには毎回、お給料を払 える余裕はない。お金が多く集まった時のみ、スタッフに給与が支払われる。

現地の状況

サバルーはコリネス県にある都市で、人口約4万2千人。コトヌー(経済首都)から車で約4時間の場所にある。施設があるOuèssè地区は、人口約9千人。サバルーの中心部から車で約15分の場所にある。施設までの道は舗装された道ではなく、地面が剥き出しのでこぼこ道。住民のほとんどは農業に従事し、主にとうもろこし、ヤム芋、豆類などを栽培して生計を立てている。Ouèssè地区は多くの丘に囲まれているため、水を確保することが難しく、ほとんどの住民は川から水を汲んできたり、井戸を共同で使用している。都市部になると、井戸も各家庭に一つあるなどの光景が見受けられるが、Ouèssèの井戸は多くはなく、皆んなで共同で使用している。

活動報告


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