バンク・イスラミック中高一貫校
lycee banque islamique
Golf, Guediawaye, Dakar, Senegal
教育機関: 中高一貫校
生徒数: 1400 名
支援者: 平井 博之
困っていること
すべての学校は、本プロジェクトの主な目的である水、電気及びきちんとした校舎の必要性を念頭に置いて選ばれている。
この学校では手洗いが古すぎて、故障中である。そのため、子どもたちや教師はいつも手洗いに行くのを我慢している。それが学習の質に大きな影響を与えている。さらに、我慢できないため故障中でも利用する生徒もおり、それは病気の発生及び蔓延に繋がる。この大変な状況は休学率及び退学率の上昇に導く。
現地の状況
セネガルの非識字率は44%である。学齢児童の約4分の3しか小学校に通っておらず、初等教育を修了したのは6割強にすぎない。この教育問題は、主に農村部で見られる。
セネガルの憲法には男女平等が謳われている。しかし、女性を取り巻く状況は、特にセネガルの農村部では、いまだに伝統的な性別役割分担意識の影響を受けている。
より良い生活を求めて、多くの人々が地方から移り住んでいる。1,800万人以上いるセネガルの人口の半数近くが現在都市部に住んでおり、20%以上が首都ダカールとその周辺に住んでいる。
セネガルの農村部での日常生活は、主に農業に従事している。農村世帯の70%が農業に依存して生活している。給水については、都市部(利用率91%)と農村部(63%)の間に大きな隔たりがある。衛生設備へのアクセス率も、都市部(66%)と農村部(35%)で大きな開きがある。さらに、教育省の予算がまだ少なくて、多くの学校ではきちんとした壁や天井がないまま授業が行われている。
セネガルの電化率については、都市部と農村部の電力利用には大きな格差がある。こうした格差は、家庭や企業が経済発展を遂げる機会を阻害する。