school 学校詳細

マルリ小中学校

ECOFO MARURI

ブルンジ共和国

Kayanza Commune, Kayanza Province, Burundi

教育機関: 小学校, 中学校

生徒数: 544

支援者: 宇佐美 美和子

政府の下に運営されている公立の小中学校で、各学年の人数は以下である。
1年生:73名、2年生:49名、3年生:80名、4年生:58名、5年生:67名、6年生:73名、7年生:67名、8年生:49名、9年生:28名

カヤンザ県とンゴジ県の県境に位置している学校で、カヤンザ県カヤンザ郡の中心地から少し離れていることから、学校修繕に電気が必要な場合は発電機を持参する必要があるなど支援が少し届きにくい学校である。

困っていること

全ての窓にガラスがなく多くのドアが壊れていることから、雨が降ると教室内が濡れてしまうため教師・生徒ともに授業に集中できない状態であり、今回できるだけ多くの窓にガラスを設置する。また水道が通っておらず、5000リットルの雨水タンクがあるものの十分に雨を集水できておらず、生徒達は遠くの井戸まで水を汲みに行っている状態である。水道をひくには距離が遠すぎるため、今回の支援で雨季に雨をタンク一杯に集水するための支援を行う。その他教室の修繕も必要とされている。

現地の状況

ブルンジには7-13歳人口が170万人、14-19歳人口が170万人存在する。2005年に導入された初等教育無償化政策によって子ども達の就学率は近年著しく向上しているが、一方で、15歳未満の子どもの多く(約37.6%)が学校教育を受けることができていない。毎年基礎教育に在籍する270万人の生徒のうち約26万人が退学している。こうした問題の原因は、教室・教師(公立小学校では教師1人につき生徒52人の割合であるが地域によって大きな差がある)・教科書(生徒3人につき教科書1冊)・基本的な設備(衛生的なトイレがある学校は45%、水場がある学校は46%)の不足や、学費は無償であっても学用品(ノート・ペン・制服など)は保護者が負担する必要があるため、それらが購入できず就学を続けられない子ども達がたくさん存在するためである。これらの貧困状況から路上で物乞いをしたり荷物運びなどの仕事をしたりするストリートチルドレンも多く見られる。

(参考:UNICEF Burundi, 2023年1月報告書より一部抜粋)
https://www.unicef.org/burundi/reports/situation-children-burundi

活動報告


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