school 学校詳細

ニアガウォロフ小学校

École primaire de Niaga wolof

セネガル共和国

Niaga wolof, Rufisque, Dakar

教育機関: 小学校

生徒数: 827

支援者: 中谷 佳正

ニアガ第一小学校は、1962年に設立された古い学校で、セネガル教育省の認可を受けている。ダカール地方のニアガ・ティヴォネ・プールの農村地域にある。総人口50,000人以上と推定されるニアガ・ティヴォアン・プールとニアホゥラブの農村コミュニティーを対象としている。 学校には6歳から13歳までの827人の生徒が在籍し、1年生から6年生まで12の教室に分かれている。約20人の教師と8人の事務職員がいる。

困っていること

すべての学校は、この最初のプロジェクトの主な目的である水と電気の必要性を念頭に置いて選ばれている。
この学校では水も電気もない。そのため、子どもたちや教師はいつも涼むために水筒を学校に持っていかなければならない。教室の換気もできないことは学習の質に大きな影響を与えている。さらに、電気と水がないことで、電子資料の作成・印刷とコピー及びプロジェクターやインターネットが勉強に利用でず、手洗いもきちんとできない。この大変な状況は休学率及び退学率の上昇に繋がっている。

現地の状況

セネガルの非識字率は44%である。学齢児童の約4分の3しか小学校に通っておらず、初等教育を修了したのは6割強にすぎない。この教育問題は、主に農村部で見られる。
セネガルの憲法には男女平等が謳われている。しかし、女性を取り巻く状況は、特にセネガルの農村部では、いまだに伝統的な性別役割分担意識の影響を受けている。
より良い生活を求めて、多くの人々が地方から移り住んでいる。1,700万人近くいるセネガルの人口の半数近くが現在都市部に住んでおり、20%以上が首都ダカールとその周辺に住んでいる。
セネガルの農村部での日常生活は、主に農業に従事している。農村世帯の70%が農業に依存して生活している。給水については、都市部(利用率91%)と農村部(63%)の間に大きな隔たりがある。衛生設備へのアクセス率も、都市部(66%)と農村部(35%)で大きな開きがある。
セネガルの電化率については、都市部と農村部の電力利用には大きな格差がある。こうした格差は、家庭や企業が経済発展を遂げる機会を阻害する。


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