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モンゴルキッズの家

Mongol Kids’ Home

モンゴル国

576/B, Monel 26 th street, 5 th khoroo, Bayanzurkh District, Ulaanbaatar city, Mongolia.

教育機関: 危機に直面する子供の教育センター

生徒数: 50

支援者: 三宅 義人

ウランバートルには「マンホールチルドレン」と呼ばれた(NHKで放映)ホームレスの子ども達がおり、彼らに子供が生まれても、劣悪な環境に置かれ、学校にもいけない子ども達が多くいます。5年前に始まった「モンゴルキッズの家」は、このような危機に直面する母子を救済し、終日24時間ケアの幼稚部と、7歳以上のホームレスの子どもの学童保育を提供し、彼らが通常の社会生活を取り戻すための支援をしています。現在はバヤンズルク地区で24人の幼稚部と26名の学童保育をしています。

困っていること

1.  現在使用している施設は練炭を焚いて暖房する方式のもので、2〜3時間ごとにくべないと暖房が継続できないものなので、冬場は2人の担当者を雇わないとならない状況である。また、練炭を燃すために空気汚染は深刻になっている。これを電気式のボイラーにすると、担当者を雇うことも必要なく、また、空気の汚染の問題も解決できるため、電気式の暖房が必要である。
2. 屋根の雨漏りをし、零下40度の寒気が漏れてくる。屋根の修理と天井に断熱材を入れることで熱効率を上げることができるようにしたい。
3. ゲートから建物の入り口までが土壌のため、子どもたちが建物に入る時、泥や粉塵を部屋に持ち込むことになっている。アプローチを舗装する必要がある。

現地の状況

現在の活動費(子供達の生活全般、職員の給与、保険等)は、ほとんどが海外からの援助で5年間続けてきた。(日本からの支援が全体の9割)しかし、本活動が現地でも認知され、子供の数は増加したが、コロナ禍の影響などで寄付金は減少し、月毎で収入が変化し、少ない時は必要の5分の1に満たないこともある。食費や生活費、職員の給与が優先されるため、施設の改修には手が回らず、不便はあっても現状維持で5年間来ている。もし、この3つの点で改善ができたら、生活の向上とともに経済的にもより効果的な状況が期待できる。


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